最近ブームに成っている、「アウトドア」。お家キャンプやベランダでのべランピングなど、が話題に上っています。これまでも、自宅でバーベキューなど様々な形でお家時間を楽しまれて来ましたが、「アウトドア」が趣味のご家族が、家造りのテーマに考えられる方が増えています。
芸能人のキャンプ番組が毎週のように放送され、多くのユーチューバーも動画を出しています。キャンピングカーもかなりも話題になり、オーダーから納車まで１年以上かかる事が当たり前のようです。
キャンピングカーの購入を検討すると、本格的な物になると、1000万円ではとても足りず、2000万円を超えるものもざらにあるようです。そう考えると、「キャンプ」をテーマに家造りを考えると、価格的に決して高くはないと考える方がいても納得いきますね。キャンプ用品をそろえたり、キャンピングカーを購入して、毎週末にキャンプに出掛ける事が出来れば良いのですが、現実は時間の都合や、天気の都合などで、なかなか実際のキャンプに出掛ける事が出来ないもが現実です。
そんな中、アウトドアテイストの平屋を検討される事が多くなっています。今回は「アウトドアテイストの平屋」造りで建物はもちろん重要ですが、同様にセカンドリビングとして使う「お庭」の重要性についてお話します。
アウトドアテイストの平屋で、『庭』が大切な理由とは？
アウトドアテイストの平屋を検討する理由の中で、自身のライフスタイル、趣味であるキャンプを自宅で楽しみたいと言う事と共に、長く生活する事を考えて、将来歳をとった時に二階に上る必要ない事をメリットとして上げられるお客様が多いです。
ライフスタイルから平屋を検討される方は「アウトドア」であったり「ペット」と言ったテーマが存在します。
テーマは違っても平屋を建てたいと考えるお客様に取って、建物と敷地をどうマッチさせるか、全体のバランス、特にリビングからお庭にかけての動線、キッチンからお庭への動線を意識する事が重要となり、建物の計画と同時にお庭の計画が重要となってきます。
お庭を作り込んだ住まいは建物も引き立つ
住宅を検討していく中で、間取りでは家事動線や生活動線、収納量などの検討は当然行いますが、平屋では、屋外での活動も重要な生活の一部として動線の検討に入れて行きます。
お庭でバーベキューをするのであれば、キッチンからの動線や、近くに外流しの設置を検討し、リビングからの動線も意識しますし、リビングから直線的にアプローチ出来ると理想的ですよね。バーベキュー用具の収納も近くに設ける事が出来ればと考えてしまいます。
動線計画の後は、部屋の床材や壁紙を選ぶように、インテリアコーディネートとなります。第2のリビングともいえる庭のインテリアコーディネートも重要です。この事をしっかりと理解して、植栽やシンボルツリーや、塀のデザインの事も考えたいですね。
お庭も建物と同様に設計時からコーディネートする事で、建物はより一層引き立つ事が出来ます。
住まいの採光・通風にも影響を与えるから
平屋の計画での注意点としては、2階建に比べ採光、通風に気を遣う必要があります。プライベート空間の確保には最善の注意が必要です。
部屋どうしが近く、階段スペースも必要ないため、生活動線が短く住む事はメリットではありますが、その分生活動線が交差する事が多くなりやすく、朝、出勤前の時間帯など誰もが同じ行動をすると、洗面所やトイレが混雑する事があるため注意が必要です。
そして、日当たりに関しては、当然個々の敷地状況によりますが、東側や南側には、LDKを配置する事が多いので、各居室はそれ以外の方角になり、日当たりと言った点では、注意しながら計画をする必要があります。
全室南向き、全室東向きに出来ればいいでのですが、敷地の関係や予算の事を考えると現実的にはかなり難しいのが一般的です。
通風に関しても、部屋が重なる事の多い平屋では、窓の位置と内部のドア位置などに注意する事も大切になります。最近では、住宅性能が向上して、全館空調や省エネの熱交換機能のついた換気扇も一般的に成ってはいますが、それでも春や秋には、自然の風を室内に取り入れたいと思われる方も多いので、その点も注意しながら、計画する事をお勧めします。
まとめ
戸建て住宅と一言で言っても、平屋や2階、3階建ても有りますし、家を建てる目的も、お客様それぞれ違っています。比較的コストの低い、規格住宅も一つの選択かもしれませんし、ご自身の思いをそのまま形に出来る、オーダーメイド住宅、注文住宅が良いのかもしれません。
それぞれのライフスタイルに合わせたお宅を、提案することを意識してこれまでも取り組んで来ましたし、これからも取り組んで行きます。
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