帰りたくなる家は、人それぞれ異なります。暑い夏であれば、冷えたお家に早く帰りたくなるかもしれません。
冬であれば、あったかいお家に早く帰りたくなるでしょう。ただしそれだけで帰りたくなる家とはいえないのではないでしょうか。
機能面ももちろん重要ですが、商業施設や飲食店でも快適に過ごすことができるでしょう。 では帰りたくなる「家」とはどのような特徴があるのか考えていきましょう。
居心地の良い雰囲気
心地よい雰囲気が漂う家は、家族や友人とのコミュニケーションを楽しみ、リラックスできる場所です。
家具やインテリア、色使いなどが調和しており、くつろげる空間が大切です。 こちらも人それぞれ感じ方が違うため一概には言えませんが、自分好みに選んだ家具や好きな雑貨などに囲まれる空間は居心地が良いのではないでしょうか。
温かい家族の絆
家族の絆が強く、お互いを思いやる雰囲気がある家は、帰りたくなる要因の一つです。家族がサポートし合い、共に時間を過ごすことができる家は幸せな場所となります。
家族とコミュニケーションがとりやすい間取を考えたり、一緒にいられる空間を考えておくことで共に過ごす時間が増え絆が深まるのではないでしょうか。
自分らしさを表現できる空間
個々の好みや趣味を反映させることができる自分らしい空間がある家は、帰りたくなる要素となります。
趣味のスペースや特別なコーナーなど、自分自身を表現できる場所があると良いでしょう。
これは家造りに非常に重要な要素でもあります。家造りには、どうしても全ての希望を叶えられない場合も出てきます。
その際に譲れない部分と妥協する部分が出てくるかとは思いますが、せっかく建てたお家が帰りたくなる家ではなくなってしまっては困ります。
妥協する部分を見極めること、別の方法で叶えられないか考えること。そのように試行錯誤して造り上げた空間は居心地の良い場所になっていくはずです。
安らぎと癒しの場
忙しい日々の中で、家に帰って安らぎと癒しを感じることができる家は、心身ともにリフレッシュできる重要な要素です。
観葉植物や自然の要素を取り入れたり、フレグランスや好きな音楽を聴きながらリラックスするのも良いでしょう。 好みの家具や雑貨でリラックスできる空間を作りましょう。
便利で機能的な設備や間取り
生活に必要な設備が整っていることはもちろん、生活をさらに便利にさせる設備があればより快適に生活でき、帰りたくなる家になります。
お風呂
あって当たり前のお風呂ですが、一概にお風呂と言っても設備や機能は様々あります。安らぎと癒しでいえばお風呂は1日で1番リラックスできる空間であり、お風呂という空間にこだわるのも良いでしょう。
食洗器
洗い物の時間を大幅に減らすことができ、時間の余裕が生まれます。さらに節水効果も高く、便利なだけでなく省エネにもつながります。
全館空調
もちろんエアコンでも涼しい空間、暖かい空間にすることができます。それだけでも帰りたくなる家、居心地の良い空間となりますが、全館空調はさらに快適性を高める設備となります。
家中均一な温度に保つことができるため、玄関ホールや洗面脱衣所、階段や廊下など、どこにいても快適な温度となります。
さらに家の断熱性能を高めることで、快適な家になるだけではなく、エネルギー効率の向上にもなり、こちらも省エネにつながります。
ガス乾燥機
洗濯が格段に楽になるガス乾燥機。干す→取り込むといった忙しさから解放され家族と過ごす時間も増えるでしょう。
これらの設備を最大限生かすには、家事がスムーズに行える間取りや動線が必要です。
キッチンから水回りを近くに配置し家事の動線を考慮したり、パントリーやファミリークローゼットなどの収納を確保することで、家事の負担を軽減し快適な生活を送ることができます。
安全で快適な環境
家の中だけではなく、家の周囲の環境も帰りたくなる家にとって大切な要素となります。
家の周囲の環境が安全で、近所付き合いが良好な家は、家族が安心して過ごせる要素となり、公園や自然が近くにある環境も、帰りたくなるポイントとなるでしょう。
家の中に関しては、余計な段差をなくすこと、帰ってきてすぐに手を洗える動線の考慮などで安全で快適な生活を送ることができます。将来歳を重ねた際にも安全に快適な生活が送れるように考えておくことが、帰りたくなる家にとって非常に大切なことになるでしょう。
まとめ
帰りたくなる家は、人それぞれ、家族や個人の価値観や好みによって異なるものになるでしょう。
正解がないからこそ難しい問題ではありますが、大切なのは自分自身や家族が快適に心地よく過ごすことのできる家を造ることであり、家造りの過程も楽しむことが重要です。
時間をかけて考えて、家族と話し合いながら考慮して造り上げた家には愛情やこれまでの思いが込められています。 どんなに綺麗な場所よりも、そのような家が家族にとって最も特別な場所となるでしょう。