新築住宅を建てる、土地選びは極めて重要です。今後一生暮らすと言う前提で土地が持つ特性や環境を良く吟味して行く事が重要です。自分たち家族の未来に大きな影響を与えるからです。
このブログでは、中津川で住宅用土地購入の際に押さえておきたい10のポイントを紹介します。
1. 法的な確認
まず最初に、土地の法的な面を確認しましょう。
【所有権法】
購入した土地の所有権が正当であることを確認しましょう。不動産登記簿謄本などで確認できます。
【建築基準法】
土地に建物を建てる場合、建築基準法に適合しているか確認が必要です。建築確認申請などで確認できます。
【用途地域】
土地の用途地域が、あなたの計画に適していることを確認しましょう。住宅地域、商業地域などがあります。
【都市計画法】
土地が都市計画区域内にある場合、都市計画法の制約を確認し、計画通りに土地を利用できるか確認が必要です。
これらの法的ポイントは、土地の購入前に注意深く確認しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、安心して不動産取引を行うことができます。
不明点があれば、法律専門家に相談することをおすすめします。
2. 地盤調査
地盤の安定性は建物の安全性に直結します。地盤調査を行い、地震や地滑りのリスクを評価しましょう。
中津川で建てられる住宅のほとんどが、木造住宅です。木造住宅で用いられる地盤調査の方法は、SWS試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)が多く用いられます。
SWS試験は地盤にロッド(鉄の棒)を垂直に突き刺し、その沈み方から地盤の硬軟や締まり具合を調査します。ロッドがスムーズに沈んだ場合は地盤が弱いと判断し、逆に沈みにくかった場合は地盤が固いと判断します。
5ポイント(敷地の4隅と中央)を調査することが一般的であり、調査期間は半日程度です。
3. 環境調査
周辺環境は生活の質を左右します。洪水や騒音、大気汚染などのリスクを確認し、快適な環境かどうかを判断しましょう。
公共交通機関へのアクセスや主要道路からの距離を考慮し、通勤や日常の移動がスムーズかどうかを確認します。
そして、生活に欠かせない学校、病院、ショッピングモールなどの施設への距離を確認し、便利な生活環境かどうかを見極めます。
4. インフラ設備
電気、水道、下水道、ガス、通信などの基本的なインフラが整っていることを確認し、快適な生活を送るための基盤が整っているか確認します。
電気、通信などはほとんど場合問題無ですが、中津川特有では有りませんが、上下水道に関しては利用にあたり一定の条件がります。運営主体によって条件は異なりますので注意が必要です。
上下水道利用にあたり、受益者負担金を収める必要が有る場合も有ります。本管から取出し工事を自己負担する必要がある事も有ります。
そんな時は、思わぬ工事費が発生する事になりますので、事前に確認する事が重要です。
5. 災害リスクの検証
住宅を選ぶ際、災害リスクを考慮することは極めて重要です。自然災害や事故によって生じる被害を最小限に抑え、安全で快適な生活を送るために、住宅用地の選定は慎重に検討する事が必要不可欠です。
地震リスクを理解する 地震は世界中で発生しやすい自然災害の一つです。住宅用地を選ぶ際には、地震の頻度や地盤の強度を調査することが不可欠です。 洪水や浸水は、住宅や財産に大きな被害をもたらす可能性があります。
住宅が洪水のリスクエリアにある場合、防水施設や高所に建てられた構造を持つ住宅の選択が適切です。
また、現在は行政が発行するハザードマップにより簡単に確認する事が可能となっています。中津川などの海から遠いエリアでは、なじみが無いですが、高波や高潮による浸水も住宅に被害をもたらす可能性がある災害です。海抜の高い場所を選ぶことが重要です。
6. 近隣の不動産市場
近隣の土地や不動産の市場価値を調査し、検討中の土地の価格が適正なのかを検証しましましょう。土地は工業製品とは違い同じ物は有りませんので、近隣や条件が似た物件などを探して検証します。そして、土地周辺の将来性を見極めます。
中津川は、リニア中央新幹線の駅が出来事も有り、周辺環境が大きく変化しています。周辺道路の整備計画や地域の開発計画などを調べる事も大切です。
7. 購入費用の計画
土地購入にかかる費用は、土地の価格だけでなく、諸費用と言われるものが掛かります。
登記費用や、仲介手数料など、今後建設する住宅の費用、税金、保険料など、総合的な購入費用を計画し、予算内で購入できるか確認します。
これらのポイントをしっかり押さえることで、あなたの理想の住まいが悠々自適な場所となり、安心して未来を迎えられることでしょう。
住まい選びは人生の大きな選択肢の1つです。慎重に、そして希望に満ちた未来のために選んでください。
もう少し具体的な話が聞きたいと思われた方は、気軽にご相談下さい。