こんにちは、中津川市のハヤカワホームです。
「新築を建てるときに、ランドリールームを設けるべきかどうか迷っている」「注文住宅で家事動線を意識した間取りにしたい」といったご相談を、多くのお客様からいただいています。
ランドリールームは、洗濯・乾燥・収納といった家事を1カ所でまとめて行える便利な空間です。近年の注文住宅では、家事ラク設備として特に注目されており、採用するご家庭が急増しています。
この記事では、「新築」「注文住宅」「ランドリールーム」に関する基礎知識や、設計のポイント、後悔しないための注意点などを幅広くご紹介します。
設備選びや動線設計など、注文住宅ならではの視点で解説しますので、具体的なプランづくりにお役立てください。

ランドリールームとは?注文住宅で注目される理由
注文住宅でランドリールームが増えている背景
ランドリールームとは、洗濯機の設置にとどまらず、「洗濯→干す→畳む→アイロンがけ→収納」までを一括で行える機能的な空間のことです。洗濯機と乾燥機を置くだけのスペースとは異なり、作業台や収納、換気設備などを設けることで、洗濯に関わるすべての家事を効率化できます。
特に以下のような要因で、注文住宅での需要が高まっています。
- 共働き世帯の増加(夫婦ともに平日忙しい)
- 花粉・黄砂・PM2.5など外干しに向かない気象条件
- 気密・断熱性の高い家での室内干しニーズの増加
- 洗濯物の生活感をリビングに出したくないという声
また、近年は「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する暮らし方が定着しつつあり、家事動線の最適化が家づくりの重要な要素になっています。

新築の注文住宅にランドリールームを取り入れるメリット
メリット①:家事動線が短く、日々のストレスが軽減される
ランドリールームの最大の利点は、「移動が少ないこと」です。従来は、洗濯機→ベランダ→各部屋の収納と家中を移動する必要がありましたが、ランドリールームを設ければその移動がゼロになります。
たとえば、毎日2回洗濯をして、1回に移動する距離が往復10mだった場合、年間で約7,300m=東京タワー約20本分にもなります。こうした移動を省くことが、家事の時短につながります。
メリット②:雨の日・夜間でも安心して室内干しができる
ランドリールームは、室内干しが前提の空間です。梅雨時期や積雪の多い冬場でも、天気に左右されずに洗濯できるのは非常に便利です。
サーキュレーター・除湿機・衣類乾燥機を併用することで、部屋干しのストレスを感じずに洗濯物を乾かせます。
特に、電気式よりもパワフルなガス式乾燥機(乾太くん)は、短時間で乾燥が終わるため、夜に洗濯しても翌朝には気持ちよく仕上がっています。
メリット③:洗濯道具や衣類を一括管理し、生活感を隠せる
洗濯洗剤や柔軟剤、ネット、ピンチハンガー、タオル類など、洗濯に必要な物は意外と多く収納スペースを取ります。
ランドリールームに収納棚を設けておけば、それらを一カ所にまとめて保管でき、リビングや脱衣所がすっきりとした状態をキープできます。
生活感を見せず、モデルルームのような美しい空間を保ちたい方には非常におすすめです。

注文住宅でランドリールームをつくるときの設計ポイント
設計の基本は「洗濯動線×収納動線」の連携
ランドリールームは、脱衣所やバスルームの近くに配置することで、洗濯物の移動が最短距離になります。また、ファミリークローゼットを隣接させることで、洗濯から収納まで一貫して行える効率的な動線が完成します。
人気の間取り例:
- 【脱衣所】→【ランドリールーム】→【ファミリークローゼット】
- 【キッチン裏】→【パントリー兼ランドリー】→【勝手口】
これらを裏動線にすることで、家事の集中スペースとして活躍します。
最低2帖、理想は3~4帖の広さを確保
ランドリールームに必要な広さは、最低でも2帖とされています。洗濯機・乾燥機・物干しスペース・収納棚・作業台をバランス良く配置するには、3帖〜4帖が理想です。
参考レイアウト例:
- 洗濯機+乾燥機…0.8帖
- 室内物干しスペース…1帖
- カウンター&収納…1帖〜1.5帖
スペースに余裕があれば、洗濯畳み用のベンチや座れるカウンターを設けると、さらに快適な空間になります。
換気・除湿・採光の3要素を忘れずに
湿気がこもりがちなランドリールームでは、「換気扇+除湿機+窓」の3点セットが重要です。以下の設備を検討しましょう。
- 換気扇+24時間換気
- 高窓や縦すべり窓で自然換気&採光
- デシカント式除湿機で低温でもしっかり除湿
- 調光式LEDライトで昼夜問わず快適な明るさ
ランドリールームにおすすめの設備とアイデア
| 設備名 | 概要 | メリット |
| ガス衣類乾燥機 | 乾太くんなど | 短時間・高効率・シワが少ない |
| 室内物干しポール | 昇降式や収納式 | 雨の日でもスマートに室内干し |
| アイロン台付きカウンター | 折り畳み式も可 | 作業の効率アップ |
| 可動棚・引き出し収納 | タオルや洗剤収納 | 整理整頓しやすく家事が快適に |
| センサー照明 | 人感式 | 両手がふさがっていても便利 |

ランドリールーム設置時の注意点とデメリット
デメリット①:スペースと建築コストが増加する可能性
ランドリールームを設けることで床面積が増え、建築コストが上がる可能性があります。坪単価60万円の家で3帖(約1.5坪)追加すると、それだけで90万円程度の増額になる場合もあります。
また、水道や電気・ガスの配線工事、換気設備も必要になるため、全体で100万円前後のコストアップとなることもあります。
デメリット②:配置を誤ると使いづらくなる
ランドリールームがリビングや玄関から遠いと、洗濯物を運ぶ手間が増えて使い勝手が悪くなります。「実際の生活動線」を想像しながら設計することが大切です。
具体的には、「誰がいつどこで洗濯するのか」「洗濯物をどこに収納するのか」といった生活シミュレーションをしっかり行いましょう。

まとめ
ランドリールームは、注文住宅だからこそ自由に設計できる家事効率化の強力な味方です。洗濯動線・収納動線の両方を集約でき、共働きや子育て中の家庭にとっては、日々の生活を格段にラクにしてくれます。
一方で、スペースや予算との兼ね合い、配置ミスによる使いにくさといった注意点も存在します。十分な広さ、換気計画、動線設計を意識することで、快適で後悔のないランドリールームが実現できます。
中津川市・恵那市で新築一戸建て住宅・注文住宅を検討している方は、是非この記事を参考にしてください!
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