実際に、新築住宅を建てる際に屋上にこれらの設置を検討される方は多くいらっしゃいます。
ただ、これらの設置を検討する際はいくつか知っておきたいことがあります。
そこで今回は戸建て住宅の屋上の活用方法について詳しくご紹介します。
□屋上テラスのある住宅のメリット
屋上テラスはおしゃれで憧れを持たれている方は多くいらっしゃると思います。ただ、この屋上テラスには実用的なメリットが存在するのでしょうか。
ここではそのメリットについて詳しくご紹介します。
屋上テラスのメリットとして、まず挙げられるのはホームパーティーができることです。
庭がある場合、テラスが無くてもバーベキューはできますが、道路が近かったり近隣の住宅の窓から見えたりすると視線が気になってしまいますよね。
その点、テラスであれば高い位置にあるため視線を遮りやすくなります。
そのため、開放的な屋上で周囲の視線を気にせずホームパーティーが楽しめます。
また、屋上であれば眺めも良い屋外なので、一風変わったホームパーティーが楽しめることでしょう。
次に、広い庭がなくても屋上があれば植栽やガーデニングを楽しめるというメリットがあります。
屋上があれば広い庭を作るための土地が確保できなくても、植栽やガーデニングが楽しめるのはとても魅力的ですね。
そして、屋上は日当たりが良いため、植物を育てるのに適した環境と言えます。
ただ、地上とは風通しが異なるため、植物が乾燥しやすくなる恐れがあります。
それゆえに、屋上で育てるのに適した植物を選択する必要があるでしょう。
この他に、子どもやペットの遊び場として活用できることが挙げられます。
テラスは日の当たる空間ですので、子どもやペットを元気に遊ばせることができます。
特に、夏にビニールプールで子どもやペットを遊ばせる方が多くいらっしゃいます。
他にも使い方次第では楽しい遊び場になりますので、住宅を楽しい空間にしたい方にはおすすめです。
このように、屋上テラスにはさまざまなメリットが存在します。
□屋上にはデメリットもある?
先ほどはメリットについて詳しくご紹介しましたが、設置する際に検討しておきたいデメリットも存在します。そのため、ここではデメリットについて紹介します。
1つ目のデメリットとして挙げられるのは、費用が高くなりやすいということです。
屋上のある家を建てる際は、住宅に負担がかかりやすくなってしまうため、家の構造を頑丈にする必要があります。
特に屋根に雪が積もるような地域は、屋上に雪が積もるので、頑丈にしておく必要があるでしょう。
それに加えて、手すりや排水設備の設置、屋上の防水工事などをする必要があります。
そのため、屋上を作らない場合に比べて費用がかかりやすくなってしまうでしょう。
2つ目に挙げられるのは定期的な防水工事が必要になるということです。
一般的に屋上を作る際は、陸屋根と言う角度のない屋根を選択することになります。
この屋根の形状は排水性能が低いため、雨漏りのリスクが存在します。
雨漏りを防ぐためにも10年程度の周期で定期的な防水工事を実施するようにしましょう。
3つ目はプライバシーや落下防止に配慮する必要があることです。
屋上を安全に利用するには、プライバシーの保護や落下防止の対策が必須になります。
周囲の自宅の屋上より高い位置に存在する場合は、オーニングテントやフェンスなどで視線を遮るようにしましょう。
そして、小さなお子様がいらっしゃる家庭では、落下防止対策を厳重にしておく必要があります。
また、足掛かりとなるようなものをフェンスや柵の近くに置かないようにも注意しましょう。
以上が屋上を作るデメリットになります。
屋上を作ることを検討されている場合は、これらのことに注意してくださいね。
□屋上を作るうえで覚えておきたいこと
先ほどはデメリットについてご紹介しました。これらのデメリットを解消・軽減するためにしておきたいことがいくつかあるため、ここで紹介します。
1つ目に、先ほどご紹介した通り、屋上を作るためには通常、陸屋根の設計になります。
また、屋上を設置すると雨や雪などの悪天候の日に水が溜まりやすくなってしまいます。
当然のことながら、排水設備は必ず整えなければなりませんが、同時に防水工事も行わなければなりません。
しっかりとした防水工事をしておかないと、家全体が傷む原因となってしまうので、必ず実施するようにしましょう。
2つ目に、頑丈な柵や手すりの設置が必要になります。
落下防止のために、壁のない箇所には必ず柵や手すりを設置するようにしましょう。
3つ目に、プライバシーを保護するためのフェンスやオーニングテントなどを設置するようにしましょう。
こちらは同じ高さの建物が並んでいる場合は必要ありませんが、近隣にマンションやビルなどの背の高い建物がある場合は導入を検討しましょう。
4つ目に定期的なメンテナンスが挙げられます。
デメリットでご紹介したように、防水工事はもちろんのこと、排水設備や柵や手すりなどの部分も定期的なメンテナンスが必要になります。
ここで、柵や手すりのメンテナンスは必要ないのではと考えられる方は多くいらっしゃいます。
しかし、小さな子どもは予想外の動きをするので、隙間があったり劣化していたりすると事故が発生する恐れがあります。
また、老朽化や経年劣化が進んでいると柵や手すりが落下して近隣住民に迷惑をかけてしまう恐れもあります。
そのため、柵や手すりなどの設備のメンテナンスも定期的に実施することを強くおすすめいたします。
以上が屋上を作るうえで覚えておきたいことになります。
屋上を作る際はこれらの必要事項とメリット・デメリットを十分検討するようにしてくださいね。
□まとめ
今回は戸建て住宅の屋上の活用方法について詳しくご紹介しました。屋上をつくれば自宅で楽しめることの幅が格段に広がります。
ただ、費用が少しかかってしまうので、無理のない資金計画を立てて設置を検討してみてくださいね。
当社では住宅に関するご相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。